映画『終わった人』

主題歌

「あなたはあなたのままでいい」

歌:今井美樹 作詞・作曲:布袋寅泰

おかえりなさい 心の故郷へ
旅に疲れた翼を 静かに閉じて

優しい風の歌が 聴こえますか
遠い日のメモリー

振り向くこともないまま 歩き続けて
時には道に迷って 遠回りして

探した自分らしさ
生きる理由 自由と安らぎ
笑顔 悔し涙
重ねたから 今があるの

あなたは生きてきた 秘めたる情熱を
胸に抱き 夢を賭けて
静かに誇らしく
あなたはあなたのままでいい

一期一会は消えない 奇跡の虹
胸に咲いた思い出の 花は散らない

この先 残る日々は
満ちる夕陽 砂時計のように
愛を 一粒ずつ
すくいながら 明日を待つの

あなたは生きている 過去より未来より
ずっと大切なこの今を
静かに誇らしく
あなたはあなたのままがいい

  • 今井美樹

    今井美樹

    昨年の春、この主題歌のお話をいただきました。「終わった人」という強烈なタイトルに心がすぐ反応して、まだ台本も何も読まないうちに、この作品に参加させていただくことを決めました。「終わった人」というドキッとする言葉に、内館さんが何を託していらっしゃるのか、そして、あの中田監督がそれにどう反応されたのか、それをどういう形にされるのか・・そんな興味が頭を巡りました。それはきっと今私も人生の秋を歩いているから。
    何かが終わって、でもまだ終わってもいない。この中途半端な道の歩き方を、自分なりに模索しながら、そして支えてもらいながら試している日々。でも今思うのは、それはそんなに悪くないということ。そしてこれからは、秋の実りをすくい上げながら、ゆっくりと味わっていきたい。
    映画を見終わった時、もう胸がいっぱいでした。何度も吹き出して笑い、難しい気持ちでため息をつき、気づけば涙がこぼれていました。そして穏やかなラストシーンの後に、自分の声が流れて来た時、この作品に参加させていただけて本当によかったなぁ・・と思いました。
    素敵な映画です。走り続けて来た人達、そして支えながら共に走って来た人達みんなに観ていただきたい。少し休憩して、息を整えて、今度は歩いていきましょう。

    プロフィール

    1986年、シングル「黄昏のモノローグ」で歌手デビュー。CM・ドラマ・映画等、活動の幅を広げながら、「PIECE OF MY WISH」「PRIDE」等、数々の大ヒット曲を発表。等身大の歌詞と透明感溢れる歌声で、男女問わず幅広い層に支持される。2015年には歌手デビュー30周年を記念したオールタイム・ベストアルバム『Premium Ivory』をリリース。そして、今年2018年6月には昨年精力的に制作に取り組んだ通算20枚目となるオリジナルアルバムをリリースする。

  • 作詞・作曲

    布袋寅泰

    「PRIDE」から20年。あの日「南の一つ星を見上げて誓った」私は、今も、ここにいる。
    人生という道にナビはなく、誰もがそれぞれの足で一歩ずつ、迷ったり遠回りしたりしながらゴールを目指す。長き道のりを懸命にひたすら歩いてゆくと、ふと立ち止まり自問する時がくる。「ゴールって一体何だろう?」歳を重ね、人生が満ちる夕陽のように、日々の小さな一瞬に愛おしさを感じ取れるようになったら、ゴールだけが生きる目標ではなくなる。過去より未来より、大切なのは今。胸に咲いた思い出の花は散らない。
    この映画は50代半ばを迎えた私たち夫婦にも力を与えてくれた。この歌が、心の故郷を目指して、今日も自分らしく生きていたいと願う人への、静かなエールとなりますように。

    プロフィール

    日本を代表するギタリスト。日本のロックシーンへ大きな影響を与えた伝説的ロックバンドBOØWYのギタリストとして活躍し、1988年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たす。2012年よりイギリスへ移住し、2015年にはインターナショナルアルバム「Strangers」がイギリス、ヨーロッパで発売された。2018年10月20日には4度目のロンドン公演が予定されている。「Battle Without Honor or Humanity」は映画『KILL BILL』のテーマ曲となり世界的にも大きな評価を受け、今も尚愛されている。